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金川晋吾 「日記を読む会」
2019年4月27日(土)、6月8日(土)(全2回)
第1回 2019年4月27日(土)14:00-17:00
第2回 2019年6月8日(土)14:00-17:00
参加費:3,000円(全2回分)
定員:8名
※事前予約制 お名前、人数、ご連絡先のメールアドレスまたはお電話番号をご明記の上、info@krautraum.comまでご連絡ください。定員に達し次第、受付を終了いたします。
日記について何か話がしたいと思っています。自分でも日記を書いていて、日記について何か話がしたいと思っている人に参加してもらえたらありがたいです。日記を毎日つけている必要はなくて、思い出したように年に数回だけつけている人でも、これを機に日記をつけ始めた人でも問題ないです。
参加する人にはその人が書いた日記を声に出して読んでもらいたいと思っています。私も読みます。他人に聞かせたくない部分を無理に読む必要はなくて、ここなら他人に聞かせてもいいと思うところだけで大丈夫です。
4月と6月の2回やります。4月の1回目は、いつのものでもいいのでその人が書いた日記を読んでもらいたいです。2回目は、1回目が終わってからの約一ヶ月のあいだに日記をつけてもらって、そのなかの読める部分を読んでもらいたいです。次の日記を読む会までのあいだの時間として5月があればいいと思いました。
人それぞれに日記とのつきあい方があると思います。作品として誰かに見せるために書かれた日記というものもあれば、絶対に誰にも見られたくないという日記もあると思います。私も十代や二十代前半のころ、自分のそのときの思いを書くためにまれに日記をつけていました。数年後、実家から東京に引っ越すときにひさしぶりにその日記を読み返してみると恥ずかしさでいたたまれなくなり、捨ててしまいました。捨てたことは後悔してません。
最近つけている日記は読み返してもそれほど恥ずかしいものではなくなっています。後から読み返して恥ずかしくなることは文字として残したくないと思うようになったのだと思います。ただ、今でもやっぱり他人に読まれて困ることは書いているので、誰かに見られたらどうしようという不安がないことはないです。
日記というものは多くの場合は個人的で自分のために書かれているものだと思いますが、書き残しているという時点でそれはもう自分だけのものではなくなる可能性があると思います。自分のこと、個人的なことを話したり聞いたりすることには何か抵抗のようなものがつきまとっていてそれは当然のことですが、その抵抗は強すぎないほうがいいんじゃないかと個人的には思っています。
金川晋吾
プロフィール
金川晋吾(かながわ しんご)
1981年京都府生まれ。神戸大学卒業。東京藝術大学大学院博士後期課程修了。2016年青幻舎より「father」刊行。最近の主な展覧会に「長い間」(横浜市民ギャラリーあざみ野、2018年)、「悪い予感のかけらもないさ展」(横浜市民ギャラリーあざみ野、2016年)、「STANCE or DISTANCE? わたしと世界をつなぐ「距離」」(熊本市現代美術館、2015年)。 晶文社のウェブサイト「スクラップ・ブック」で「写真のあいだ」連載中http://s-scrap.com/。
2019年5月に以外スタジオでおこなわれる「5月」に参加 https://www.go-gatsu.com/
「5月」でも日記を読む会を開催予定。
5月26日(日)15:00-17:00/予約不要、出入り自由、日記を読まずに聴くだけの参加も可能。
https://www.go-gatsu.com/5-31-1
作家ウェブサイトhttp://kanagawashingo.com