krautraum

exhibition

箕輪亜希子「距離と囲い」

2015年11月13日[金]-12月5日[土]終了しました

金・土・日・祝日 12:00-19:00 事前予約制

このたび、krautraum(クラウトラウム)では、オープニング展覧会として

箕輪亜希子個展「距離と囲い」を開催いたします。

 

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Akiko Minowa

故意に破壊した陶器を修復する。

かつての旅行写真に言葉をそえる。

あるいは、路上で拾った小石と旅をする。

箕輪亜希子が紡ぐ行為の中には、形をつくることへの抵抗と憧憬がつねに同居する。

大量生産された陶器も、過去の自分の痕跡も、巨大な自然の堆積物から欠け落ちてしまった小石も世界を生成する一断片であり、形をつくらずして、すでにある形に分け入るその行為こそ、彼女にとって主体的に世界に係ろうとするひとつの所作なのかもしれない。

 

近年の制作では、カメラのレンズを通して路上で出会った拾得物と対峙することを始点とする。

偶然目に留まり、無作為に選びとったものとの関係を構築すること。それは必ずしも穏やかに結実されるとは限らず、どうにも埋めることのできない対象との距離が浮き彫りになる。

分かり合おうとすること、分かり合えないことを受け入れること、今彼女がつくるのは、そのどちらもが宙づりのままたゆたう、形にならない空白そのものなのではないだろうか。

 

箕輪 亜希子 (みのわ あきこ)

1980年生まれ。2008年 武蔵野美術大学大学院修士課程修了。近年の主な展覧会に、「貴方を想う。そしていくつかの私について。」(void+、東京、2015)「After History」(NADiff a/p/a/r/t、東京、2014)「乳海攪拌と不出来なアムリタ 」 ( gallery21yo-j、東京、2014)「長い夢を見ていたんだ。|I’ve Been Dreaming for a Long Time.」(TALION GALLERY、東京、2013)「引込線」( 旧所沢市立第2給食センター、埼玉、2013)

作家ウェブサイト http://minowaakiko.com